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港区が、高級住宅地の建物の高さ制限を設ける方針でしたが、”老朽化マンションの建て替えに支障をきたす”との異論が相次ぎ修正案がまとめられました。

閑静な住宅街での高層マンションの建設は、戸建、低層マンションの住人との間で摩擦がおきます。素案では、対象となる地域は青山、麻布、三田、白金、白金台、高輪です。容積率によって、高さ17m(5~6階程度)、24m(7~8階程度)の高さ制限を設けるものとなっていましたが、”老朽化マンションの建て替えに支障をきたす”との反対意見が相次ぎ区は高さ制限の運用開始を見送りました。

このため、区は1981年以前の旧耐震基準で建築されたマンションを建て替える場合は1.5~2倍程度の高さ制限を緩和する特例を設け、2015年10月運用を目指すこととなりました。

この緩和により対象地域での建物15,747棟のうち、素案では117棟が高さ制限を超える既存不適格となってしまいところでしたが、修正案で44棟に減ることになりました。渋谷区や新宿区でも、こうした高さ制限が設けられています。(2014.4.24)読売新聞

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